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インドネシアのPOLO事情

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インドネシアで販売されている「POLO」って、米国のポロ・ラルフローレンではなく、同社と全く無関係の現地企業「PT Prima Jaya Pantes Garment」が展開していることをご存知でしたか?

写真のとおり、店舗外観はそっくりで、販売されている商品も西海岸テイストのポロシャツやパンツ、ブルゾンだったりと、ぱっと見ると米国ポロのお店と見間違えてしまいますが、米国ポロのライセンシーでも無い、全くの独自運営なんです。入店してポロシャツをチェックしてみると、だいたい一着8,000円くらいだったのですが、50%オフのバーゲン価格で販売されていました。生地の肌触りはガサガサしていて、またボタンも安っぽく、品質の違いは明らかでした。また店舗のロゴも、どことなくバランスが悪いような気もします。西海岸テイストには合わない、ワニ皮のカバンなども販売されていました。

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インドネシアでの事情が複雑なのは、「PT Prima Jaya Pantes Garment」が商標「POLO」の正当な商標権者であるため、商標法の観点からすると偽物でも模倣品ではなく「本物」だということなんです(商品テイストなど、模倣の意図は明らかなのですが。。。)。

逆に、米国ポロの方が、インドネシアへの進出が阻害されているようで、過去に裁判を通じて登録の無効を申し立てたのですが、認められなかったようです。このような事情を知る人は多くなく(友人によると、インドネシア人も事情を知らない人が多いとのこと)、欧米や中国の観光客がふらふらと店舗に入っていきますが、曲がりなりにも「本物」ですので、私から注意することもできません(笑)。

なお、「PT Prima Jaya Pantes Garment」は「Ralph Lauren」の語の使用権は持っていませんので、この語の有無で見分けることができます。

P.S.この記事を書いていましたら、突然オフィスのドアがガチャっと開き、ランナー姿のクライアント様の来訪がありました!本当に事務所があるのか、ランニングがてら確認しに見えたそうです(笑)。びっくりしましたが、気にしていただいて嬉しかったです。

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